第5章:プラ本番、走りまくりの3日目…
という訳で、アラバマの3日目の朝が来ました。
昨日より2時間くらい早めの集合時間に合わせ、早起きをした我々2人。実は、アラバマは今日で最後(明日はテネシーの空港近くにステイする予定)の日なので、モーテルをチェックアウトしなければなりませんでした。急いで部屋を片付け、忘れ物が無いように入念にチェック!(今回の旅は、忘れ物から始まったからね・・・^^;)
昨日、購入したペアルックをまとい、いざ出陣でございます!
チェックアウトをしつつ、今日の昼頃に届く携帯電話を預かってもらうようにお願いする。そうなんです。やっと来るんです携帯電話が・・・タイミング的にはギリギリセーフな感じで取敢ず一安心。
さあ、今日も釣るぞ〜!!
少し遅刻ぎみに、並木さん達の待つキャンプサイトに到着。
でも、モーターホームに動きは無い。「まだ、寝てるのかな〜・・・」とりあえず、ネオンをモーターホームのわきにすべりこませ、モーターホームのドアのノック。
中から出てきた並木さんはパジャマ姿でした・・・「いや〜寝坊しちゃいましたよ〜、今野さんのノックで起きましたよ、ねえ由紀!目覚まし鳴ったか〜?」と眠そうな並木さん&由紀さん。我々2人は、タックル&防寒着を準備しながら外で待つことに。待っている間、我々2人の防寒装備を完璧にセッティングする。私は、靴下を2枚重ね履きし、一昨日買ったスウェットパンツ、その上に昨日買ったナイロン系のテカテカしたパンツ、またその上に東京から来てきたチノパン。上は、Tシャツ2枚+ダンガリーシャツ+厚手のトレーナー、その上にMA-1。そのまた上に、一昨日買ったハンティング用オーバーオール。最後の仕上げに、これも昨日買ったモスグリーンのポンチョ!これで出来上がり!!すごい装備でしょっ?これでも足りないんじゃないかっていうくらい寒いんですよ、ほんとに・・・
横で着替えるKONI。オーバーオールは全くのオソロだし、ポンチョもイロチのオソロ(ちなみに、KONI真っ赤なポンチョです)・・・いい感じになってきました。
我々の姿を見た並木さん&由紀さんは大爆笑!「こんなにポンチョが似合う人達はいないですよ!!」と妙に受けてる由紀さん。ポンチョブラザーズ(命名:並木さん&由紀さん!)の誕生です!!
ああ、情けない・・・
こちらの準備が整ったところで、モーターホームの中で4人で軽い朝食を・・・
私と並木さんは、シリアル。由紀さんとKONIはトーストという感じ。雨は降っていないものの、空は重く雲っています。気温も引くそう・・・でも、そんな事は関係なしに、プリプラ第2日目がスタートしました。
昨日と同じように、スロープまでバスボートを牽引して走ります。「今日は、本格的に走りますよ〜」と並木さん。「今日も釣れるといいですね〜」という由紀さんに並木さんは「いや〜今日は、ちょっと難しいんあじゃないかな〜、まあ昨日の温排水に行けば釣れることはわかってるんだけど、それじゃつまらないでしょ?(笑)」と私の方を見る。すかさず私も「そうですね〜、釣れることがわかってるところで釣ってもしかたないっすからね〜、走りまくりましょうよ!今日は!(なんとなく偉そうに…)」と強がる。「そうですよね〜、今日は釣りはせずに走りまくることにしましょう。ちょっと遠くまで行ってみましょうね・・・」とニコニコしながら話す並木さん。さあ、どなることやら・・・
ゆっくりとマリーナを出たスキーターは、昨日、後半に行った、下流側を向いて走り出します。「さあ、しばらく走りますからね。寒かったら言って下さいよ〜」と言いながらスロットルを一気に全開。ボートのバウ側が跳ね上がり、スピードが急激に上がりました。プレーニングに入り益々加速していきます。完全防寒装備のおかげで、ほんとんど寒さを感じない私。今日はまわりの景色が楽しめる感じ。う〜ん、快適!横のKONIもスピードとボートの揺れを楽しんでいるようでした。
昨日の温排水エリアを全速力で通り過ぎる・・・「今日は何処まで行くのだろう・・・」とぼーっと考える。スタートしてから20分以上走っただろうか、ちょっと身体が冷えてきたころ、スキーターのスピードが急に緩やかになりました。ふと左前方を見ると奇麗な流れ込みがあり、またそこの水面から湯気が!!「身体を温めついでに、ちょっとやってみますか?」といいながら、エレキえを降ろす並木さん。すかさずロッドをにぎりしめ、「今日こそは、BASSMANの面目躍如だ〜!!KONIには負けん!」と心に誓う私でありました・・・
流れ込みは、やはり水温が高く、周辺ではいくつもバスがボイルしているのが確認できる。3人は黙々とロッドを振り続けるが、なかなか釣れない。並木さんに2回、KONIに1回、バイトがあったものの乗らずに3人ともノーフィッシュ。私なんて当たりさえ無いっす。いい感じの場所なんだけどな〜・・・
15分くらいねばって、結局ノーフィッシュのまま、その流れ込みを後にする。幸い身体は暖まり、体調も万全!さあ、突っ走りましょう!!
それから、全開で走ること約10分。またもやボートがスピードダウン。今度右手に見える支流を目指すことに。
小さな橋をくぐり、メインリバーから支流に入ると、そこは支流というより、大きな入江みたいな感じ。メインリバーと違って波も無く、穏やかないい感じの入江でした。この入江は全体的に水深も浅く、周囲もきりたった崖という感じではなく、なだらかに駆け上がってる感じのいわゆるシャローエリアがつづいていました。
「今の季節は、バスはみんな深場に下りちゃってますけど、春先くらいは、このエリアはいいでしょうね…」といいながら魚探をかける並木さん。私は、その横で、美しい景色を眺めながら、タバコを一服・・・ああ気持いいっす〜!!
確かに、季節さえよければ絶好のスポットな感じです。それにしても景色が奇麗です。周辺は、別荘地帯なのか、いくつもの大きな家がポツポツ建っています。それら別荘の前には、必ず桟橋が付いていて、ボートが留められるようになっています。この時は水深が下がっていて、桟橋は干上がっていましたが、春頃には、いいポイントになっているはずです。
それにしても、こんな奇麗な湖のほとりの別荘で、釣りをしながら過ごすなんて、想像してみて下さいよ!ああ、憧れちゃいますね〜・・・
しばらく、ボートを低速で流しながら魚探をかけ入江の奥を目指します。並木さんは岸や周辺の状況をこまめにチェックしながら、時にはマップにマーキングしながら進んで行きました。
しばらくして、入江の一番奥の流れ込みに到着。
「まあ、魚はいないでしょうけど、一応投げてみますか・・・」と言いながらエレキを降ろし、流れ込みを上がっていきます。
あいかわらず、私と並木さんはスピナーベイト。KONIは、並木さんから借りたロッドに昨日と同様に小型のクランクを付ける。クリークの岩盤をタイトに攻める並木さん、とそれに続く私。KONIは、ボートの後ろに向かって、クランクを投げ続けています。と、その時!KONIですよ、KONI!「おっ!魚だ!!おっと、おっと・・・」昨日のヤツより引きは強よそう・・・なんとか上がって来た魚は、なんと20センチくらいのキレイなスモールマウスでした。「なんだ、魚いるんじゃん!!しかも、スモール?」とびっくりする並木さん。「へっへっへっ・・・釣れちゃいましたよ〜」と威張るKONI。またまたこういう展開か〜・・・と焦る私。オレだってスモールなんて釣ったこと無いのに・・・KONIのやつめ〜・・・
という訳で、本日のファーストフィッシュをKONIに上げられ、本気になる並木さん&ついでにBASSMAN。しばらく、このクリークを攻めてみることに。
それにしてもキレイな流れ込みです。透明度も結構よくって、水深がある所でも底の様子もわかります。とくにベイトフィッシュは見えなかったんですけど、さて、バスは何処にいるのやら・・・
並木さんが見えバスを見付け、ワームで誘ってみたりしたんですが、反応はするものの、口は使ってくれないようです。やっぱりまだ活性が低いのか・・・でも、暖かくなったらよさそうなポイントですよ、ホント。そんなこんなで、このポイントも切り上げ、入江の対岸へ移動。この時点でKONI1ピキ、並木さん&BASSMANはゼロ。まあ、まだはじまったばかりっす・・・
入江の対岸は、ゴロタ石な感じのかけあがりが続くエリアでした。そこを岸沿いにエレキで流しながら、ロッドを振る並木さん&ポンチョブラザーズ。私は並木さんにフットコンでの操船を教えてもらい、エレキ担当BASSMANでゆっくり流します。フットコンを操作しながら、魚探で底をチェックしながら、キャストしてリトリーブ・・・、さすがに、いきなりは無理でしたが、とりあえず、操船だけに集中して、やっと、まっすぐ走る感じ・・・いや〜結構難しいもんですね。陸っぱらーのBASSMANとしては、結構感動もんでした。
その間に、並木さんは私が持って来たメガバスのロッドを一本一本チェックするように試したりしていました。さすがプロ、道具に対するこだわりも一級品です。
30分くらい流したんですが、3人とも当たりもなし。で、結局メインリバーに戻ることになりました。今日は、携帯電話が届くこともあり、午後イチくらいに上がる予定。残された時間はあとわずが、このままボウズなのか〜??
行きに通った小さな橋の手前でボートが止る。
「この辺りが、急に深くなってるんですよね〜」と魚探を見ながら並木さんがつぶやく。「ちょっと試してみますか?」とエレキを降ろす。まだ、私にもチャンスが残されている!!並木さんは、ディープクランクで底を狙う。それを見て私もすかさずクランクへ変更。しかし、水深は結構あるみたい。全然反応無し・・・並木さんはメタルジグをセットしたロッドにタックルチェンジ。う〜ん底ベッタリか〜・・・その手のルアーは持って来てないんですよ私。
というわけで、私はスピニングタックルをセット。こちらに来て初めて使うスピニングでした。だって、ずっとスピナベばっかり投げてなんですもん・・・
並木さんに借りた、ジャンボグラブの濃い赤をスプリットショットでセット。ああ、日本でいつもやってるBASSMANのスタイル。何か安心します^^;)
とりあえず、橋ゲタに当てる感じでキャストさせ、フリーフォールとかって感じで久しぶりのフィネスな釣りをはじめたBASSMAN。 そうこうしてるうちに、並木さんにヒット!水深7Mの底から引っ張り上げたのは、大きなギル!!並木さんの本日のファーストフィッシュんび喜びつつも、「なんだギルか〜・・・」という感じ。その後も立て続けに同じポイントから、並木さん連続ヒット。今度は可愛いスポッツ、そしてラージ、次はストライパー・・・なにやら五目釣りの様相を呈して来ました・・・そんな並木さんを横目に、また焦りが出てきた私。とりあえず、ディープはあきらめ、岸沿いの浅瀬めがけてロングキャスト!いつものように底をズルズル引いいて来ます。そしたら来ましたよ、あの感触!コツンコツンというあの感触です!スプリットをズル引きしてる時のアタリは日本もアメリカも同じなんですね〜!すかさず、電撃(?)アワセっすよ!!久しぶりの引きを味わいながら上がって来たのは、20センチちょいのキレイなスポッツでした。ざっまみろ!KONI!!これでオイラもアブレ無しだぜい!!と誇らしげな私。やっぱ、グラブだよな〜と思いながら、ここはアメリカなのに…と、ちょっと寂しい気も・・・
その後、橋の反対方向の浅瀬にキャスト。今度は中層をスイミングさせたりして・・・ってやってたら、またもや「ゴ、ゴゴ〜ン!」と来ましたよ!!丁度ボートが反対方向に動いてたこともあって、そのまま軽くフッキング!引きます引きます元気です!やっぱオレはワームなやつなのか?などと思いながら、上がって来たのはまたもやスポッツ。今度も25センチくらいのノンキーパー。でもバスはバス!とりあえず、これで、KONIに一歩リードか!?
結局、そのポイントでKONIは一本も上げられず、並木さんは五目釣りの4〜5本。私は2本って感じでした。
ひととり楽しんだ我々は、同じスポットで釣りをしていた、地元の人に声をかけることに。
※英語の会話にボイスオーバーで流れるナレーションのつもり…UFOの目撃談話な感じっす^^;)
「やあ!どうだい!釣れてる〜?」「まあまあ、だな・・・」「何が釣れるんだい?」「うん、ジャック・サーモンさっ!」「ジャック・サーモン?何だいそれ?」「ほら、これだよ!これが上手いんだよね〜カラカラに揚げて食べるんだよ!」と自分のボートのライブウエルから謎の魚を取り出すおじさん。どう見てもサーモンには見えないから鮭の仲間ではなさそう。 顔は恐いけど、確かに美味しそうなヤツ・・・「一匹持っていくかい?」「いいの?」「いいさ、沢山釣れたからね・・・」「ありがとう!今晩食べてみるよ!」「とにかく美味しいぞ!これは、カラカラい揚げて食べるんだぞ!」「わかったよ!ありがとう!!」そう言って珍しそうにジャック・サーモンを眺める並木さんでした。
このおじさんのリグが、またまた不思議なもので、思わず記念撮影。う〜ん、確かに釣れそうな感じである。「こいつは、コレでなきゃ釣れないんだよ。こんなシャッドはいくらでも取れるしな。でも、このシャッドは食えんけどな・・・」と、おじさん。並木さんの目が光る!「これが、この湖のキラーリグになるかも?!」そんな訳はないっす。私の勝手な作り話しです・・・と、まあ、和やかな雰囲気でボートを寄せながら語り合う私達。
ついでという訳でもないんだろうけど、並木さんが話しを切り出す。「春になると、ここら辺りはいいポイントなのかい?」「ああ、いいね〜、特にここの橋の周辺はスモールマウスがいいね。ほらあそこに岬が見えるだろう?あそこの辺りが特にいいね。この入江の中も春にはいいスポーニングエリアになるんだ。」「そうか!他にはどうだい?」「そうだな〜、いいところがあるよ!ついて来な!案内してやろう!」
という訳で、おじさんのバスボートに先導され、5分くらい走る。着いたエリアは、小さなワンド。で、確かにロックエリアになっており、スモールな感じの場所である。「こおいらは、スモールで実績があるポイントだよ。まあ、オレは最近全然うやってないけどね・・・やっぱりジャック・サーモンの方が美味いからね〜これはさっ、カラカラに揚げて・・・」「ありがとう参考になったよ!」と苦笑いの並木さん。「じゃあ、気を付けてな!いい釣りを!!」と言って。全開でその場を去るおじさん。ああ、ほのぼの・・・
そうこうしてるうちにタイムリミット。由紀さんとの待ち合わせ時間が来てしまった。急いでマリーナに戻らねば・・・
というわけで、今度はメインリバーを一気に上流へ。スロットル全開でひた走る。
途中、行きにも寄った温排水の流れ込みで軽く投げてみたが、全員ノーバイト。あとはひたすらマリーナを目指すのみ。途中、あまりの高速と揺れで私の耳当てハチマキが飛ばされたりしたが、20分ちょっとで無事マリーナ到着。楽しい楽しい釣りの時間は終わった。
結局、この2日間で、BASSMAN3本、KONI2本、並木さん10本くらいっていう感じの釣果でありました。実際釣りをしたのは、ほんの短い時間だったのし、この季節の釣果としてはまあまあだったのではないでしょうか?
でも、並木さんのプラの邪魔になってしまったのかも・・・ちょっと心配なBASSMANでした。
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